六郎の賢い生前葬総合ガイドぶろぐ

遺族が困らないように生前から準備する

2018年01月26日
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死は誰にでも訪れる出来事です。終活という言葉が一種のブームのように取り上げられている昨今、自身の最後をどう迎えるかを考える人が増えています。特に葬儀に関しては、生前から葬儀の話をする事は非常に抵抗感があるため、家族の死後に遺族が短い時間の中で慌ただしく決断を下さなければなりません。言いにくい事ですが、葬儀場の手配や火葬、親族への弁当の仕出しなど葬儀はかなりのお金が掛かる祭儀です。香典があるとはいえ、一定額の余剰資金がなければ実施する事すら危うい状況に陥ってしまいます。そのため、残された家族や親族に負担を掛けないようにとの願いから、元気なうちに自らの葬儀を執り行う生前葬を希望するケースがあります。生前葬では、パーティー形式で食事をしながら過去の逸話を話したり思い出を共有する事ができるため、葬儀とは言っても明るい雰囲気で進行して行くようです。この時にはもちろん、遺影の撮影は事前に済んでいるので家族が率先してやらなければ行けない事は殆どありません。死のタイミングを予測するのは困難なので、火葬場の予約などは基本的には不可能ですが、自身が望む火葬場をあらかじめ宣言しておくと死後においても自身の希望を叶えられます。日本では火葬以外の選択肢は存在しないというイメージがありますが、場所と許可を得ていれば埋葬も可能です。また、最近では海に遺灰を撒く方法や宇宙に打ち上げて大気圏で燃やすという風変わりな方法があります。このような方法は、しっかりと意思を示していないと、バタバタと忙しい遺族には生まれない発想であると言えるので、特殊葬を望む場合にも生前に伝えておきましょう。

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